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キヤノン「EOS R」発表会で実写レビュー+レンズ選びしてきたっ!!

キヤノン「EOS R」発表会 実写レポート&レンズ選び

 8月23日のニコンに続き、キヤノンが同社初のフルサイズ・ミラーレスカメラ「EOS R」を発表した.「R」は「Reimagine optical excellence」であり、ニコンの「Mirrorless ReInvented」とコンセプトも似ている.

 発表会でカメラをいろいろと触ったうえ、レンズ選びも悩んできたのでレポートしよう.

キヤノンEOSR発表会
キヤノンEOSR発表会
こちら、カメラ本体にレンズ4本、マウントアダプター4本(!)が本日の発表製品でございます.
キヤノンEOSR発表会
会場で各社取材班の手持ち機材をお借りして、並べてみました.こうしてみるとやはりEOS RはとってもEOSらしいデザインですね~

初期のEOSを彷彿とさせるデザインに
キヤノンの最新技術を投入

 発表会もニコンと似ていて、登壇した真栄田社長がキヤノンの歴代名機とともにEOSの歴史を紹介.そして、新しいマウントを採用した「EOS R」を発表した.

キヤノンEOSR発表会
キヤノン発表会はじまります~~
キヤノンEOSR発表会
真栄田社長が登壇し、EOSの進化を解説
キヤノンEOSR発表会
そして新システム「EOS R」を発表です.

 EOS Rの新RFマウントは内径54ミリでフランジバックは公式には発表されていませんが、説明員によると20ミリだそうです.

キヤノンEOSR発表会
「EOS R」の特長はこの4つです.

 ちなみに、ソニーのEマウントは内径46ミリでフランジバックは18ミリ、先日発表となったニコンのZマウントは55ミリと16ミリです.マウントの直径は大きいほど、フランジバックは短いほどレンズ設計がしやすい(ニコン&キヤノン談)そうです.とはいえ、ボディサイズからすると径もフランジバックも小さいほうがコンパクトなボディを設計しやすくなるので、どこが勝ち負けともいえません.

キヤノンEOSR発表会
発売は10月下旬ですが、日本各地でタッチアンドトライできます.
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ちなみに、キヤノンが考えるユーザーのターゲット.明るいレンズにこだわるのもわかりますね.
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こちらでタッチさせていただきました

 実機を持った感触は「あれ、ちょっと重くない」でした.ニコンのZ7は675グラムで、同時発表の標準ズーム24-70mmF4は500グラムですから、合計は1175グラムですよね.

キヤノンEOSR発表会
ボディは660グラム(バッテリーメモリ込み)で、やはり軽いですね~.マウント径はEFと同じなのでそれほど大きいとは感じませんが、ボディが小さいぶん大きく感じます.

 EOS Rは660グラムで、24-105F4は700グラムですから合計1360グラムになります.カメラで185グラムの違いは大きいですよね.カメラ自体はニコンのほうが15グラム重いので、これは標準ズームの差ということになります.

 ちなみにソニーのα7RM3の重さは657グラムで、24-70mmF4が426グラム、24-105mmF4が663グラムです.キヤノンとソニーはレンズ内に手ブレ補正機構が入っていますからそのぶん重くなるのは理解ですね.

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キヤノンユーザーなら迷わず操作できます.ファインダーの右にある「<>」が話題のマルチファンクションバーですね.
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「バー」は、このように、右手親指にて操作します.
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メニューで「バー」の機能を設定したり、無効にすることもできます.

 ミラーレスの命であるところのEVFの見栄えはのスペックは、Z7もEOS Rもおまけにソニーα7の最新モデルもみんな同じで、359万ドットの有機ELで、画素数でいうと1280×960ドットのQVGAです.デバイスと接眼部の間の光学設計は3社の違いとなるわけで、Z7は倍率0.8、アイポイント21ミリ、EOS Rは0.76倍の23ミリ、αは0.78倍で23ミリです.業界としては、倍率は高くてアイポイントは長いほうがいいことになっています.

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EVFはこのような見え方をします.比較したわけではないですが、ニコンより明るくて鮮やかに感じました.

 撮像素子ですが、ソニーαでは現状1220万、2420万、4240万という系列で、初代の7Rは3640万でした.

 ニコンは1625万、2082万、2432万、3635万で昨年のベストセラーD850が4575万画素でしたから、Z7は同じ画素数にしたわけですね.

 キヤノンの一眼レフは2020万、2620万、5060万で、5DM4が3040万画素ですよね.今回のEOS Rはそれに近い3030万画素です.具体的には最高で6720×4480ドットでございます.

 Z7は8256×5504ドットで、α7RM3は7952×5304ドットですから、EOS Rはちょっと寂しいですね.とはいえお値段の違いもありますから.

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左側はインターフェースで、ミニHDMIに、充電もできるタイプC端子、マイクとヘッドホンは別々になっていて、有線リモコン端子もあります.残念ながらシンクロ端子はありません.
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右側のフタを開けるとSDカードスロットで、シングルです.

 ニコンZ7はボディのみで約44万円、α7RM3は約38万円、、EOS Rは26万円です.けっこう違いますね.レンズ込みだと、先述の標準ズームたちになりますが、ニコンはキットがあって合計で約51万円、ソニーは約49万円、キヤノンはレンズがけっこう高くて(約17万円)、合計は約42万円となります.

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はい、こちらがレントゲン写真ではなく、内部の比較です.下は5DM4で、ペンタプリズム部とミラーが容積をとっているのがよくわかりますね.
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パーツを並べてみました.ちなみにですが、シャッター音は、よくいえばEOSらしい、派手な音がしました.ニコンZ7よりも大きい音ですね.
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右肩にはなつかしいドットマトリックスの表示部があり、モードによって表示がどんどん変わります.

 すいません、ハナシが完全に比較になってしまいましたね.キヤノンの発表会に続いて、タッチアンドトライ会場で、同時発表の4つのレンズをどう組み合わせて買うべきか考えました.

標準ズームレンズ
RF24-105mm F4 L IS USM
16万7400円(税込)

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高画質と小型化を両立した標準ズームです.
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コンパクトとはいえレンズ単体で700グラム、ボディと合計で1360グラムはなかなかの貫祿.
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レンズの左側にはAF/MFの切り換えと、光学式手ブレ補正のON/OFFスイッチ.
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リングは3本で手前がズーム、次がフォーカスでいちばん先端側が、機能を指定できる「コントロールリング」です.
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14群18枚構成で、最短距離は45センチ、最大倍率は0.24倍です.
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同レンズによる作例.ポルトガル北部のポルトの街の橋と思われます. ★クリックすると6720×4480ドットのJPEGデータが表示されます★

大口径標準単焦点レンズ
RF50mm F1.2 L USM
35万1000円(税込)

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クラス最高レベルの高画質を実現しております.
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こちら50mm標準レンズですがF1.2にしても巨大です.
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レンズ左側にはAF/MFのスイッチと、フォーカス範囲の切り換え(フルと0.8~∞)があります.
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レンズだけで950グラムです.モバイルノートPCより重いということですね.
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9群15枚構成で最短距離は40センチ、最大倍率は0.19倍で最大径は89.8ミリあります.
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同レンズによる作例.露出は開放です.ボケ具合がなめらかで美しいですね. ★クリックすると6720×4480ドットのJPEGデータが表示されます★

大口径標準ズームレンズ
RF28-70mm F2 L USM
45万3600円(税込)

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キヤノンの光学技術をおしみなく投入した新しい撮影体験を提供するレンズです.
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手が震えているのでぶれていたらすいません.総重量2キロ超えでございます.
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このレンズは手ブレ補正機能が入っていないのでAF/MFの切り換えスイッチのみです.
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レンズだけで1430グラムです.やはり最先端部にはコントロールリングが.
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13群19枚構成で最短距離は39センチ、最大倍率は0.18倍で最大径は103.8ミリあります.
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同レンズによる作例.データによるとISO100、F8、1/200秒 ★クリックすると6720×4480ドットのJPEGデータが表示されます★

広角マクロレンズ
RF35mm F1.8 MACRO IS STM
8万1000円(税込)

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ショートバックフォーカスの利点を活かして小型化を実現.手軽にボケを楽しめる小型軽量広角マクロレンズです.
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これは軽くていいですね.まさにミラーレスの利点発揮です.
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24-105mmと同様、レンズの左側にはAF/MFの切り換えと、光学式手ブレ補正のON/OFFスイッチ.
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レンズは305グラムなので、合計でも965グラムでお散歩に最適ですね.
キヤノンEOSR発表会
9群11枚構成で最短距離は17センチ、最大倍率は0.5倍で、レンズの長さは62.8ミリ!!
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同レンズによる作例.データによるとISO100、F5.6、1/125秒 ★クリックすると6720×4480ドットのJPEGデータが表示されます★

ニコンと同様にレンズラインアップの充実と
手ブレ補正+5060万画素の「R1」の登場に期待しよう!!

キヤノンEOSR発表会

 発表会後に合計1時間ほど使っただけですが、またまた強烈に欲しくなりました.レンズは最初は35ミリでしょうかね.取材にも役立つし散歩にも持っていき安そうです.

 そうそう、ソニー、ニコンとEOS Rの違いですが、ひとつ大きいのが「ボディ内手ブレ補正」がないという点です.撮像素子を上下左右に動かして手ブレを打ち消す機構がEOS Rには入っていないんですよね.なので、レンズを選ぶときにも「IS」つまり光学式手ブレ補正を内蔵しているものでないと、静止画撮影時には手ブレ補正がききません.今回の50mmと28-70mmは内蔵していないので注意しましょう.

 というわけで、キヤノンおたくとしては、バッキバキな解像度のフラッグシップ「EOS R1」と、もう少しお手頃な大口径レンズを出していただきたいです.お願いしますね~~

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新カタログは4種類.右がレンズカタログ、そのとなりの黒いのがカメラシステムで、次の白いのがコンセプトと作例集のカッコイイ系冊子.そして左は泣く子も黙る立ち木義浩先生による冊子でございます.EOSファンはとにかくフルコンプしてください.
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こちらが、EOS Rで写真を撮りまくったカメラマンのみなさんです.
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余計な情報ですが、コレクター的には左右のクリアファイル(透明ではないですが)と中央のステッカーもどこからか手に入れたいですね.たぶん例のキャラバンに行くともらえるのではないでしょうか(勝手な予想です.すいません聞いておきます.)

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Source: 週刊アスキー

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