スマホ・通信

シャオミが目指すはスマホメーカーではなく家電の無印良品 戦略や日本進出を聞く

 MWCでちょっと変わったブースを構えたのがシャオミ(シャオミ)だ。MWCには2回目の出展となる2019年。同社は昨年より大きなスペースで、最新のスマートフォンからインテリア、電動スクーターなどを並べ、シャオミワールドを見せた。

 会場でシャオミ Globalプロダクトマーケティング担当ディレクターのDonovan Sung氏に、シャオミのこれまで、そして日本市場などについて話を聞いた。

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シャオミの最新ハイエンド機「Mi9」を手にするSung氏

2017~2018年に西欧諸国に進出し、急激に成長
ハードウェア製品は利益率5%に抑えることをコミットする

――ブース拡大は展開中の欧州市場を意識してのことか? 現在の国際展開はどうなっている?

Sung氏(以下、同) ここ1-2年、グローバル市場へのフォーカスを強めており、その戦略に沿ったものとなる。シャオミのグローバル事業は2018年、前年比100%増で成長した。現在、中国国外からの売上は4割を占めており、引き続き2019年も重要視している。特に西欧に注力していく。MWCでは最高の製品とシャオミの世界を見せたかった。

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MWCのシャオミブースにはスマホのみならず、電動スクーターまで

 国際展開では、これまでインドをはじめ東南アジアが中心だったが、2017年末にスペイン市場に参入。昨年は5月にフランス、イタリア、そして年末にイギリスに進出した。どこも成功している。たとえばスペインではオープンチャネルでトップとなった。

――欧州市場でのターゲット層は?

 まず意識しているのは、技術に敏感なユーザー層だ。中国ではSNS、ブログ、クチコミを重視しているが、欧州ではさまざまなチャネルで展開することが重要と考え、オンラインとオフラインの両輪で進めている。オンラインではAmazon、我々から直接購入できるme.com、オフラインでは地元大手のMediaMarkt、Carrefourなどの小売、そして通信事業者も重要だ。

――シャオミは高機能スマートフォンを安価に提供するというイメージがあるが、現在の製品戦略は?

 「Xiaomi Mi9」は決して安価なスマートフォンではない。ソニー「Exmor IMX586」センサーを搭載。Snapdragon 855など、コンポーネントは現時点で市場にある最高レベルのものばかりだ。

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Mi9はSnapdragon 855や6GBメモリーなどを搭載するほか、リアにはトリプルカメラも。メインのソニー製センサーは1/2型で48メガという最新デバイス

 価格という点では、シャオミはハードウェア製品の利益率を5%にする。これにコミットしているので、必然的に求めやすい価格になる。

――ハードウェア製品の利益率を5%とする背景は?

 シャオミのミッションは”イノベーションを全員の手に”。5%はそのコミットを示すものだ。我々は世界中の人が最高の製品と技術を低コストで楽しむことができるようにする。たとえるなら、「MUJI」(良品計画)だ。消費者家電におけるMUJIのような存在になりたい。そのために、高品質の製品を求めやすい価格で提供する。

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Source: 週刊アスキー

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