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Photoshopで動画ファイルからGIFアニメを作る完全ガイド

  • 2019.03.30 20:00
Photoshopで動画ファイルからGIFアニメを作る完全ガイド

動画からGIFアニメーションをガチで作りたい方へ。

30年以上昔の太古から存在する画像フォーマットにもかかわらず、いまだに全世界のインターネットでアニメーションGIFは愛され続けています。イラストにちょっと動きをつけて画像を説明するのに役に立ちますし、動きのあるスタンプにも使えます。

今さらだけど、Photoshopを使って動画からアニメーションGIFを作りたい…画質とファイル容量もコントロールしたい!という人のためのガイドをお届けします。

ちなみにPhotoshopを使わずとも、素早くそこそこのクオリティでアニメーションGIFを作ることができるWebサイトやスマートフォンアプリはたくさんあります。

「いや、ワシは孫の代まで引き継がれるべき最高傑作のアニメーションを作りたいんじゃ…」それなら、Photoshopが最適な選択肢となるでしょう。そもそも画像編集ソフトとして唯一無二のフォトショをもってすれば、妥協することなく、自分だけの最高のアニメーションGIFをつくることができます。

Photoshopを使って、動画からアニメーションを作るのはそんなに難しくありません。ではさっそくガイドしていきましょう!

読み込む動画素材について

GIFにする動画素材をPhotoshopに読み込む作業は、一連のプロセスの中でもっとも時間がかかる部分です。圧縮された動画をさらにGIFに圧縮すると、画質の低下がひどくなるかもしれないので、できる限り画質が良いファイルを読み込んだほうが理想的です。YoutubeやVimeo、その他SNSから動画素材を入手することが多いかもしれませんが、それでも可能な限り画質がよい素材を探して、時間をかけてでもPhotoshopに読み込ませておきましょう。(もちろん著作権には配慮しましょう)

Photoshopは、VLCのようなメディアプレーヤーほど多くのビデオファイルフォーマットをサポートしていませんが、Windowsの場合はMP4、MOV、VOB、さらにはAVIといった、現在普及しているフォーマットはだいたいインポートできます。動画共有サイトから自分のパソコンにビデオをダウンロードすることは、それほど難しいことではありません。 YouTube、Vimeo、Twitter、Facebook、InstagramからビデオファイルをダウンロードできるWebサイトはいくらでもありますが、どうやってダウンロードするかは、ググって確認してください。

しかしPhotoshopにビデオ素材をインポートすることは、システムリソースにかなりの負荷がかかります(同時に数百枚、数千枚の写真を読み込む作業と本質的に同じなのです)。

経験からすると、最終的に作成するGIFアニメーションより、ちょっと大きいサイズのビデオをソースにすると良いと思います。例えば米GIZMODOの場合、ストーリーで使用されるGIFは通常800px幅なので、サイズは1280px × 720pxあたりから始めています。

動画素材を読み込む

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ビデオをGIFに変換する方法はいくつかありますが、[読み込み > ビデオフレームからレイヤー]を選択するのが簡単です。
Screenshot:Andrew Liszewski(Gizmodo US)

Photoshopの標準の[ファイル>開く]ダイアログをスキップして、代わりに[ファイル>読み込み>ビデオフレームからレイヤー]を選択します。 動画ファイルを選択すると、Photoshopで[ビデオをレイヤーに読み込み]ダイアログボックスが開き、そこで読み込む映像素材の範囲を選ぶことができます。

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Screenshot: Andrew Liszewski (Gizmodo US)

このダイアログボックスの右側に、選択した動画のプレビューが表示され、その下にはシンプルな動画再生のためのインターフェースがあります。

フレームスライダーには調整可能なインポイントとアウトポイントがあります。インとアウトを最初から正確に決める必要はありません。選択したクリップの最初と最後に数秒ほど余裕を持たせて切り取って、後で調整しても良いでしょう。 また、Photoshopでは毎回500フレームの読み込みに制限されているため、動画をたくさん読み込んでなが~いGIFアニメを作りたい場合は、複数回読み込む必要があります。

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読み込むフレーム数を制限すると、GIFのファイルサイズを減らすことができます
Screenshot: Andrew Liszewski (Gizmodo US)

[読み込み>ビデオフレームからレイヤー]ダイアログの左側は、[フレームアニメーションを作成]を常にオンにし、[読み込む範囲]の[最初から最後まで]ではなく[選択範囲のみ]を選択します。(クリッププレビューで開始ポイントと終了ポイントを調整すると、これも自動的に変わります)

また、「頻度制限」オプションを選択することを変更することをオススメします。 GIFアニメーションのフレーム数を減らせばファイルサイズを小さくできますが、アニメーションの滑らかさを維持するには、「頻度制限:2フレームおき」に設定すると良いですよ。

このフレーム数を3以上にすると、GIFアニメーションの再生が途切れ途切れに見えてしまいますが、頻度制限を2フレームおき以上にしたい場合もあると思います。たとえば、スローモーションの動画をインポートする場合などは、10フレームでも良いでしょう。この数値を大きくすると、動きの遅い映像のスピードを上げることができ、結果GIFアニメーションは短くなりサイズも小さくすることができます。

アニメーションのタイミングを調整する

もし60秒のクリップのフレームの半分をクリップすると、結果わずか30秒で動きは2倍の速さで再生されるようになります。そのため、動画の読み込みに[2フレームごとに制限]オプションを選択した場合、GIFアニメーションの各フレームのタイミングを調整する必要があります。

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GIF形式を使用すると、アニメーション内のすべてのフレームのタイミングを指定できますが、ビデオをGIFに変換するときは、すべてのフレームが同じ速度で再生されるようにする必要があります。
Screenshot: Andrew Liszewski (Gizmodo US)

動画を読み込んだ後、自動的に画像のタイムラインが生成されます。各フレームは一連のサムネイルとして横並びになります。それぞれのフレームの下に、GIFが次のフレームまでの再生時間を秒単位で表示・設定することができます。今回の例では、各フレームは0.04秒間になっていますが、元の動画のフレームの半分しかインポートされていないため、この動画が通常の速度で再生されるように、再生時間を2倍にする必要があります。

各フレームの下にある再生時間をクリックすると、小さなメニューが表示され、プリセットから再生時間を選択するか、[その他]オプションで、時間を自由に設定できます。今回、すべてのフレームを0.08秒に変更すると、うまく再生されます。代わりにインポートした場合は、3フレームごとに補正するためにこの値を0.12秒に変更する必要があります。

ShiftキーまたはCommand/Ctrlキーを組み合わせて、タイムライン上の複数のフレームを選択すれば、フレームの再生時間を一括変更することができます。特定のフレームだけ速くしたり遅くしたりなど、ここでアニメーションの再生速度をコントロールすることができます。 GIFのすべてのフレームを同じ速度で再生する必要はありません。

動画を編集する

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Photoshopのタイムラインウィンドウでは、動画を読み込んだ後にそれを編集およびトリミングすることができます。
Screenshot: Andrew Liszewski (Gizmodo US)

Photoshopのデフォルトのタイムラインビューは、ビデオ編集アプリケーションほど立派なものではありませんが、動画をGIFに変換するためなら機能として十分です。 複数のプロジェクトを1つのタイムラインにまとめる – これは、Photoshopの500フレームの読み込み制限を考えると便利な場合があります。

フレームをひとつずつ移動することもできますし、ShiftキーまたはCommand/Ctrlキーで、一連のフレームを複数選択し、一度にまとめて移動することもできます。 フレームの削除も同じ要領でできます。

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キーボードショートカットを使用してフレームをコピペすることができますが、同じことをタイムラインメニューでもできます。選択したフレームのブロックを簡単に元に戻すこともできます。
Screenshot: Andrew Liszewski (Gizmodo US)

タイムラインウィンドウの右上に、とても便利な編集オプションのメニューボタンがあります。フレームをコピーして貼り付けることができたり、[フレームを入れ替え]オプションは、完全にループしているように見えるGIFを作成するのに便利な機能です。

トゥイーン機能を使用すれば、フェードインやフェードアウト、またはフレーム間での画像の移動などのアニメーション効果の作成にかかる時間を大幅に短縮することができますが、基本的にはクロスディゾルブになるだけです。

編集のゴールは、GIFのフレーム数をできるだけ少なくすることです。しかし原則として、それぞれのクリップは30フレーム以上のシーケンスにしましょう。それよりも短い場合、アニメーションはチカチカしてしまいます。

アニメーションを良くするには

PhotoshopがGIFアニメーションをつくるのに優れているのは、フイルターの豊富さと画像の補正能力です。しかしPhotoshopは基本的に1枚の画像を編集するために設計されているため、100フレーム以上のアニメーションの編集には実用できでない面もあります。一気に1フレームずつの画像の色や明るさを調整したりするのは、時間がかかるだけではなく、それぞれのフレームから次のフレームに微妙に変化するので、アニメーション全体を再生するときにその違いが現れます。

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Photoshopの調整レイヤーを使用すると、読み込んだ動画の明るさの調整やカラーコレクションを作成することができます。
Andrew Liszewski (Gizmodo US)

この場合、調整レイヤーを利用すると良いでしょう。調整レイヤーは、右下にあるレイヤーパネルの丸いボタンから作成することができます。調整レイヤーで編集された色調は、調整レイヤーの下にあるすべてのレイヤーに適用されます。机の上にある写真の山(他のすべてのレイヤー)の上に、赤い透明プラスチック(調整レイヤー)の置いてみることを想像してみてください。その下の写真がすべてが赤く表示されます。

アニメーションのフレーム画像は、全てレイヤー画像になっているので、調整レイヤーをレイヤーの一番上にすることで、すべてのフレームの色調等を同じ設定で調整することができます。

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調整レイヤーを含む各レイヤーの「目」のアイコンのオンオフを切り替えることで、見た目が変わります。各フレームはフレームごとにオンまたはオフにすることができます。
Screenshot: Andrew Liszewski (Gizmodo US)

マスクを追加して調整レイヤーの適用範囲を制限したり、またタイムラインを移動して(またはフレームのグループを複数選択して)複数のフレームを切り替えることで、フレームごとにオンまたはオフにすることもできます。 Photoshopでは、タイムライン上の各フレームに対し、オンまたはオフになっているすべてのレイヤーと調整レイヤーを自動的に記憶します。

ファイルサイズと画質を最適化してGIFをエクスポートする

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Web用に保存(従来)。
Screenshot: Andrew Liszewski (Gizmodo US)

アニメーションの再生状態を確認し、明るさや色補正などの調整レイヤーを追加し、画像の見え方も調整したら、いよいよGIFアニメーションを書き出す準備が整いました。 [ファイル > 書き出し > Web用に保存(従来)]から書き出します。

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Web用に保存ダイアログで、2アップをオンにして、GIFが元のバージョンに対してどのように見えるかをプレビューすることができます。
Screenshot: Andrew Liszewski (Gizmodo US)

[Web用に保存]ダイアログの[2アップ]オプションで、元の画像と圧縮されたGIFの画質を並べて比較することができます。作成するGIFごとにファイルサイズと画像品質のバランスを取るのに少し試行錯誤が必要かもしれませんが、ここで結果のプレビューを見れば、作業時間の短縮になります。

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Photoshopの「Web用に保存」ダイアログでの設定事項
Screenshot: Andrew Liszewski (Gizmodo US)

1. Photoshopの[GIF 128ディザ]プリセットは、GIFの圧縮レベルを試したいときに使えるプリセットですが、今後のことを考えて、ここで簡単にプリセットを設定して保存できます。

2.ファイル形式がGIFに設定されていることを確認しましょう。他にはJPG、PNG、およびWBMPファイル(古代の白黒携帯電話で使用される時代遅れの白黒画像フォーマット)があります。

3.PhotoshopがビデオをGIFの限られたカラーパレットに変換するために使用する減色アルゴリズムを指定します。これを[特定(デフォルト)]に設定することをお勧めします。これは、元の映像からできるだけ広い範囲で色を維持しようとするものです。しかし試行錯誤の結果、作品でもっとも優勢な色が優先される[割り付け]設定のほうがはるかに良い結果が得られる場合もあります。これら2つのアルゴリズムのどちらかを使用してください。

5. 1,600万色を超える色を保存できるJPGとは異なり、GIFは最大256色に制限されています。色を多く選択するほど、画質はよくなりますが、ファイル容量は大きくなります。128色以上にしておくのがおすすめです。

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左から、オリジナルのグラデーション(フルカラー)/8色に減色(ディザ処理なし)/8色に減色(ディザ処理100%)
Image: Andrew Liszewski (Gizmodo US)

6.ディザ(ディザリング)は、256色以下でシマシマに見えてしまうグラデーションを多少ましに見せるための項目です。上の例は極端ですが、左から右へのスムーズなグラデーションです。ディザ設定を80〜90%程度に維持することをお勧めしますが、これを100パーセントにするとGIFのファイルサイズは増えます。

7. GIFは背景を透明にできます。動画からGIFに変換するときには必要ありませんが、GIFのスタンプなどをつくるときにはオンにするときもあるでしょう。

8.この設定はカラーマネージメントとカラープロファイルに関係します。とりあえずオンにしておいて良いでしょう。これをオンにしたところでGIFのファイル容量にはほぼ影響せず、より古いコンピュータディスプレイとモニタでの見栄えを良くします。

最後に書き出す画像のサイズを決め、[保存]で完成です。

ループオプションはデフォルトでは「無限」ですが、再生回数はカスタマイズできます。

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GIF動画の完成!
GIF: Andrew Liszewski (Gizmodo US)

Source: GIZMODO JAPAN

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