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2021年、火星をヘリコプターが舞う! NASAが開発テストに成功

  • 2019.04.02 16:00
  • George Dvorsky – Gizmodo US
  • [原文]
  • 湯木進悟
2021年、火星をヘリコプターが舞う! NASAが開発テストに成功
Image: NASA/JPL-Caltech

空撮火星マップ誕生へ…?

火星の上を、車輪を回しながら探査車が行き交う光景は、すでにSFの世界ではなくなりました。でも、その上をヘリコプターが飛んでいき、グルグルと旋回しながら、自由自在に地表面の映像を撮影していくとしたらどうでしょう? いまNASA&JPLでは、地球外の惑星を舞う、初のヘリコプターを火星へと送るべく、急ピッチで開発が進められているそうですよ!

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Image: NASA/JPL-Caltech

すでに来年2020年7月には、米国フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から、火星を目指すUnited Launch Alliance「Atlas V」ロケットが打ち上げられることになっています。そこには新たな火星探査ローバーの「Mars 2020」が搭載され、その翌年の2021年2月には火星へ到着予定。そして、現在、カリフォルニア州にあるNASAのジェット推進研究所(JPL)では、Mars 2020とともに火星へ向かう、重量1.8kgの小型ヘリを開発する「Mars Helicopter」プロジェクトが進行中です。

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Image: NASA/JPL-Caltech

火星でのヘリコプター飛行を成功させるには、数々の難関を乗り越えねばなりません。たとえば、夜間の気温はマイナス90度まで下がるため、激しい気温の変化に、ヘリコプターで用いられる1,500にも上るパーツすべてが持ちこたえられねばならないとされています。また、地表面の大気密度は、地球上の約1%となるため、実際には地球からだと高度3万480mの上空を飛ぶことに匹敵。そして重力が地球の約38%まで下がるため、1.8kgの機体重量は、わずか700gにまで落ち込む計算となるんだとか。

このすべての条件をクリアして、本当に火星でヘリコプターを飛ばせるのか、JPL Space Simulator(宇宙シミュレーター)などで、火星の地表面に近い環境を再現し、飛行テストが進められてきたそうですが、ついに計75分間飛行記録の達成に成功! まだいまは骨組み程度の構造のみのヘリコプターではありますが、今後はビデオカメラの搭載など、より実機に近いモデルを完成させ、最終的に火星へと送り込む準備が着々と進むと発表されていますよ~。

なお、実際にMars 2020が火星へと降り立っても、すぐにヘリコプターを飛ばす流れとはならないそうです。まずは慎重に、数か月をかけて飛行準備を進め、最初は90秒以内テストフライトをリピート。十分に安全性が確保されてから、いよいよ本格的に火星を飛び回る展開が予定されているみたいです。いずれにせよ、火星でプロペラを回しつつ、自動操縦のヘリが飛び回る光景というのは、なんだか想像するだけでもワクワクするシーンではないでしょうか? そのうち、さまざまな惑星から、ドローンが空撮映像を届けてくれる時代もやってくるのかもしれませんよね?

Source: NASA

Source: GIZMODO JAPAN

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